環境:森林伐採
2021.10.13 更新
概要
- 農業用・鉱業用の土地開拓、人口増加に伴う都市開発の影響などで、アマゾン熱帯雨林をはじめとして森林伐採が進んでいる
- 森林伐採の増加は、火災の激化や、火災時の煙が住民の呼吸器系の健康に影響を与える等の要因となっている
各国の現状
- 【メキシコ】森林は国土領土の元の表面の64%を占めているが、その半分強に森林劣化が生じている。森林伐採率は近年低下しているが、2010年から2015年の期間で年間10万ヘクタールに到達
- 【ブラジル】森林伐採は増加傾向にあり、2019年には少なくとも約122万ヘクタールが消失(サンパウロ市の8倍に相当)。その後、2020年にはアマゾンの森林減少率が34%増加
- 【コロンビア】農地開拓、武力紛争、都市開発などの影響で、森林破壊が進んでいる
- 【ペルー】ペルーの国土の60%で、森林資源の乱獲・浪費、森林の破壊による生物多様性の喪失の問題が発生している
- 【アルゼンチン】2001年から2014年の間に、森林面積の12%以上が消失(同時期の世界全体での森林面積減少率は約6%)
現地スタートアップが提供するソリューション例
- 環境文化の変革を目的としたプログラムの開発・実施 – Grupo Promesa(メキシコ)
- 木材産業の廃棄物を利用した、農村部の家庭用調理・暖房用の石炭生産 – EcoCarbon(ペルー)
- 衛星画像、機械学習、ドローンを活用した森林再生地の追跡 – Pachama(アルゼンチン)