環境:大気汚染
2021.10.11 更新
概要
- 中南米地域では日々の生活や産業活動によって大気汚染が発生している
- 大気汚染は、目への影響、心血管疾患、肺がん、気管がん、アレルギー性鼻炎、ぜんそくなどから死に至るまで、様々な健康被害をもたらしている
各国の現状
- 【メキシコ】大気汚染によって、これまで少なくとも2万人の死者が出ており、国内で大気状態を観測できる66都市の内、全ての都市が少なくとも1日は”大気状態が悪い”と記録された。また、メキシコ市の大都市圏は、オゾン濃度の基準値を上回っている
- 【チリ】汚染度が高い主な活動として、暖房用の薪の使用(32.7%)、輸送(30.5%)、産業(28.1%)が挙げられる
- 【ペルー】首都リマでの大気汚染の主な原因として、自動車保有台数の増加などが挙げられる
- 【アルゼンチン】温室効果ガス排出量は2007年に過去最大に到達し、当時と比較して19%削減する目標を政府は掲げている
現地スタートアップが提供するソリューション例
- 燃焼式ボイラーに変わるソーラー機器 – Inventive Power(メキシコ)
- 薪ストーブへ取り付けるフィルター – MPZero(チリ)
- ディーゼルバスを電気バスに変更するソリューション – Reborn Electric(チリ)
- 燃料消費量を20%以上削減できるガスバーナー – Quempin SpA(チリ)
- ドローンを用いた大気汚染レベルやガス排出量のモニタリング – Quira(ペルー)
- 海の水から水素を生成し、化石燃料の代替とする技術 – WaterPower(ペルー)